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耳を塞がずに音楽を楽しめる「オープンイヤーイヤホン」。
カナル型イヤホンのように耳の穴へ入れないので、音楽を聴きながら周囲の音も自然に聞けるのが大きな特徴です。
今回レビューするShokz OpenFit Airは、そんなオープンイヤーの快適さを重視したモデル。
2024年5月10日に発売され、Shokz公式サイトでの通常価格は19,880円(税込)です。
実際に使ってみて特に気に入ったのは、やっぱり軽さと装着感。
耳を塞がないので圧迫感が少なく、家事や仕事、散歩など、何かをしながら使うのにかなり向いています。
一方で、ANC(アクティブノイズキャンセリング)はありませんし、オープンイヤーなので大音量にすれば音漏れもします。
音質についても、密閉型イヤホンのような重低音を求めるイヤホンとは少し方向性が違います。
この記事では、OpenFit Airを実際に使って感じた装着感・音質・低音・音漏れ・操作性・通話性能・バッテリーまで、良かったところだけでなく気になったところも含めて詳しくレビューします。
結論|OpenFit Airは「ながら聴き」と快適さを重視する人におすすめ
先に結論を言うと、OpenFit Airは、
「耳を塞がず、長時間気軽に使えるイヤホンが欲しい」
という人にかなり使いやすいイヤホンです。
片耳8.7gと軽く、柔軟なイヤーフックで耳にしっかりフィット。
音楽を聴きながら周囲の声も自然に聞こえるので、家事・仕事・ウォーキングなどとの相性がかなり良いです。
音質についても、単なる「ながら聴き専用」という感じではありません。
18×11mmのカスタム・ダイナミックドライバーとOpenBass Airによって、オープンイヤーながら低音の存在感もしっかりあります。
ただし、
強力なANCで周囲の音を消したい
カナル型のような迫力ある重低音が欲しい
という人には、OpenFit Airの特徴そのものが合わない可能性があります。
OpenFit Airは、
「周囲の音を残しながら、快適に音楽を楽しむ」
という使い方に魅力を感じる人に向いているイヤホンです。
OpenFit Airの基本スペック
OpenFit Airは骨伝導ではなく、耳の近くに配置されたスピーカーから空気を通して音を届けるオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。
主なスペックは以下のとおりです。
| 項目 | OpenFit Air |
|---|---|
| 製品名 | Shokz OpenFit Air |
| 発売日 | 2024年5月10日 |
| 通常価格 | 19,880円(税込) |
| 装着方式 | オープンイヤー/耳掛け式 |
| Bluetooth | 5.2 |
| コーデック | SBC / AAC |
| イヤホン重量 | 8.7g ±0.2g(片側) |
| ケース重量 | 56.4g ±2g |
| 防塵・防水 | IP54(イヤホン本体) |
| 連続再生 | 最大6時間 |
| ケース併用 | 最大28時間 |
| 急速充電 | 10分で最大2時間 |
| イヤホン充電 | 約1時間 |
| ケース充電 | 約2時間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| ドライバー | 18×11mmカスタム・ダイナミックドライバー |
| 低音技術 | Shokz OpenBass Air |
| 音響技術 | DirectPitch |
| マイク | 4基のENCマイク |
| マルチポイント | 対応 |
| アプリ | Shokzアプリ対応 |
| カラー | ブラック/ホワイト/ピンク |
スペックだけを見ると派手な機能を詰め込んだイヤホンというより、軽さ・装着感・普段使いのしやすさを重視したモデルという印象です。

デザイン|軽量でシンプルな耳掛け式
OpenFit Airは、一般的な完全ワイヤレスイヤホンとはかなり形が違います。
スピーカー部分を耳の穴の近くへ配置し、イヤーフックを耳の後ろへ回して固定する形です。
本体は片耳8.7g。
数値だけでも十分軽いですが、耳掛け式なので重さが一点に集中しにくく、実際に装着するとかなり軽く感じます。
ブラックは落ち着いたデザインで、スポーツ専用という印象も強すぎません。
仕事や普段使いでも合わせやすいと思います。
ケースも耳掛け式イヤホンとしては持ち運びやすいサイズ。
左右のイヤーフックを重ねるように収納します。

装着感|OpenFit Airで一番気に入ったポイント
OpenFit Airで個人的に一番良いと思うのは、やっぱり装着感です。
耳の穴へイヤーピースを入れないので、カナル型イヤホンのような圧迫感がありません。
イヤーフック内部には0.75mmのニッケルチタン形状記憶合金が使われ、耳に沿うようにフィットする構造になっています。
軽いだけではなく、フィット感もしっかりしているのが良いところ。
普通に歩いたり家事をしたりしている程度なら、大きくズレる感じもありません。
頭を動かしても安定しやすいので、ウォーキングやランニングなど、体を動かしながら使う用途にも向いています。
カナル型を長時間着けたときの、
「耳の中が疲れた」
「イヤーピースを外したくなってきた」
という感覚が苦手な人には、この開放感はかなり大きなメリットだと思います。

メガネと一緒でも使いやすい
OpenFit Airはメガネとの併用も考えられた形状になっています。
イヤーフック上部が細くなっているので、メガネのつると干渉しにくくなっています。
実際にメガネと一緒に装着することもできます。
ただし、耳の上には、
メガネのつる+OpenFit Airのイヤーフック
の両方が乗ります。
そのため、耳の形やメガネのつるの太さによっては多少気になる可能性があります。
ここは個人差が出やすいところです。

ながら聴き|家事・仕事・散歩との相性がかなり良い
OpenFit Airを使っていて便利だと感じるのが、ながら聴きです。
耳を塞がないので、音楽を聴きながら普通に周囲の音も聞こえます。
家事をしながら音楽を聴いていても、家族から声を掛けられれば気付きやすい。
仕事中も周囲と完全に遮断されないので、必要なときにはそのまま会話できます。
散歩やウォーキングでも、周囲の環境音を確認しながら音楽を楽しめます。
個人的には、
「音楽に完全に入り込むためのイヤホン」
というより、
「普段の生活に自然に音楽を足すイヤホン」
という感覚の方が近いです。
この使い方こそ、OpenFit Airの良さが一番分かりやすいと思います。

音質|自然で開放感のあるサウンド
OpenFit Airには、18×11mmのカスタム・ダイナミックドライバーが搭載されています。
さらにShokz独自のOpenBass Airによって低域を補強し、DirectPitchによって耳へ効率良く音を届ける設計です。
実際に聴いてみると、音全体の印象は自然。
耳の穴を密閉しないので、カナル型のように耳の中へ音が詰まっている感覚がありません。
個人的には、耳元で小さなスピーカーが鳴っているような開放感があります。
音楽だけでなく、動画や音声コンテンツを長時間聞く用途とも相性が良いです。
低音|オープンイヤーとしてはしっかり感じられる
OpenFit Airの低音は、
「オープンイヤーだから低音が全然ない」
という感じではありません。
ベースやドラムの存在もしっかり感じられますし、普通に音楽を楽しめる厚みはあります。
OpenBass Airによって、オープン構造で失われやすい低域を補強しています。
ただし、カナル型イヤホンのような、
ズンッと耳の奥まで響くような重低音
とは違います。
耳を密閉していないので、そこは構造上どうしても差があります。
個人的には、
「周囲の音が聞こえる快適さを維持しながら、これだけ低音が出れば十分」
という印象です。
ロックやポップスなども普通に楽しめます。
一方で、とにかく強烈な重低音を最優先する人には、OpenFit Airの方向性は合わないと思います。
中音|ボーカルや音声コンテンツが聞きやすい
OpenFit Airは、ボーカルや人の声も聞き取りやすいです。
音楽はもちろん、
- YouTube
- Podcast
- Audible
- ラジオ
などとの相性も良いと感じます。
特にPodcastやAudibleのような音声コンテンツは、OpenFit Airの使い方にかなり合っています。
家事や作業をしながら聞いていても周囲の声が入ってくるので、完全に自分の世界へ入ってしまわない。
音声コンテンツを長時間ながら聴きしたい人には使いやすいと思います。
高音|刺激が強すぎず聞きやすい
高音は比較的すっきりしています。
キンキン刺さるような派手さよりも、長時間聞きやすい印象です。
低音だけが極端に強調される感じでもないので、全体として自然に音楽を楽
Shokzアプリ|EQやマルチポイントを設定できる
OpenFit AirはShokzアプリに対応しています。
EQは、
- スタンダード
- ボーカル
- 低音強め
- 高音強め
の4種類から選択できます。
個人的には、まずスタンダードで使ってみるのがおすすめです。
もう少し低音が欲しければ「低音強め」。
PodcastやAudibleなど、人の声を中心に聞くなら「ボーカル」。
自分の好みに合わせて簡単に変更できます。
また、マルチポイントにも対応。
スマートフォンとPCなど、2台の機器へ接続して使えるので、複数の端末を使う人には便利です。

操作性|タッチ操作で基本操作ができる
OpenFit Airは、本体外側のタッチエリアを使って操作します。
イヤホン側から操作できるので、毎回スマホを取り出す必要がありません。
タッチ操作は見た目もすっきりしていて便利です。
一方で、物理的に「カチッ」と押す感触はないので、慣れるまでは、
「ちゃんと反応したかな?」
と感じることもあります。
ここは好みが分かれそうです。
個人的には、操作するときはタッチ部分をしっかり狙って触るようにしていま

音漏れ|ゼロではないので静かな場所では注意
オープンイヤーイヤホンで気になるのが音漏れ。
OpenFit Airには、Shokz独自のDirectPitchが採用されています。
耳方向へ効率よく音を届けることで、耳以外の方向へ漏れる音を抑えるための技術です。
実際に使っていても、普通の音量なら極端に音漏れが気になる感じではありません。
ただし、
音量を上げれば普通に音漏れします。
ここはオープンイヤーなので仕方ありません。
特に、
- 静かなオフィス
- 図書館
- 電車
- 病院の待合室
など、周囲が静かな場所では音量を控えめにした方がいいです。
OpenFit Airは「音漏れしないイヤホン」ではなく、
オープンイヤーながら音漏れを抑える工夫がされているイヤホン
と考えておくのがいいと思います。
通話性能|普段の電話やオンライン会議にも使える
OpenFit Airは4基のENCマイクを搭載しています。
アダプティブ・ビームフォーミングとAIノイズリダクションを組み合わせ、通話時の声をクリアに届ける設計です。
普段の電話やオンライン会議などにも使えます。
ここで注意したいのが、ANCとは別の機能ということ。
ENCマイクによるノイズ低減は、通話時に自分の声を相手へ届けやすくするためのものです。
イヤホンを装着している自分に聞こえる周囲の騒音を消すANCではありません。
OpenFit Airは周囲の音が聞こえること自体が特徴なので、騒音を遮断するためのイヤホンではない点は理解しておいた方がいいです。
バッテリー|最大6時間、ケース込み最大28時間
OpenFit Airは、
イヤホン単体:最大6時間
充電ケース込み:最大28時間
使用できます。
さらに、10分の急速充電で最大2時間再生できます。
数時間の家事・仕事・ウォーキングなどで使うなら十分なバッテリーです。
充電を忘れてしまったときでも、10分充電すれば最大2時間使えるのは便利。
一方で、朝から夜までイヤホンを一度もケースへ戻さず使い続けたい場合は、最大6時間という点を確認しておいた方がいいでしょう。
充電はUSB Type-C
OpenFit Airの充電ケースはUSB Type-Cで充電します。
ワイヤレス充電には対応していません。
USB-Cで充電できるので、スマートフォンなど他の機器でもUSB-Cケーブルを使っているならケーブルを共用しやすいです。

IP54|運動するときにも使いやすい
OpenFit Airのイヤホン本体はIP54の防塵・防水性能に対応しています。
汗をかくウォーキングやランニング、トレーニングなどにも使いやすいです。
ただし、完全防水ではありません。
水泳・シャワー・入浴中などに使用するイヤホンではないので注意してください。
また、IP54はイヤホン本体についての性能であり、充電ケースまでIP54という意味ではありません。
OpenFit Airを使って感じたメリット
実際に使ってみて、特に良かったのは次のところです。
- 片耳8.7gで軽い
- 耳を塞がないので圧迫感が少ない
- 長時間使いやすい
- 周囲の声や環境音が自然に聞こえる
- 家事・仕事・散歩などのながら聴きに向いている
- 動いても安定しやすい
- オープンイヤーながら低音も楽しめる
- マルチポイントに対応
- 10分充電で最大2時間使える
- IP54で運動にも使いやすい
OpenFit Airは、
「全部入りの高機能イヤホン」
というより、
「軽くて快適で、日常的に使いやすいイヤホン」
という印象です。
特に、耳を塞ぐことにストレスを感じる人には、この装着感はかなり大きなメリットだと思います。
OpenFit Airを使って感じたデメリット
もちろん、気になるところもあります。
- ANCはない OpenFit Airは耳を開放することが特徴なので、周囲の騒音を遮断するANCは搭載されていません。電車や飛行機などで周囲の音をできるだけ消したい人には向いていません。
- バッテリーは単体最大6時間 数時間の使用なら十分ですが、一日中連続で使う場合には途中でケースへ戻して充電する必要があります。
- ワイヤレス充電には非対応 充電にはUSB Type-Cケーブルを使用します。
- 対応コーデックはSBC / AAC LDACやaptX系のコーデックには対応していません。
- 大音量では音漏れする DirectPitchがあっても、オープンイヤーである以上、音漏れを完全になくすことはできません。静かな場所では音量に注意が必要です。
- タッチ操作は好みが分かれる 物理的なクリック感がないので、操作できたか分かりづらく感じることがあります。
OpenFit Airはこんな人におすすめ
OpenFit Airは特に、
- 耳を塞ぐイヤホンが苦手な人
- 仕事や家事をしながら音楽を聴きたい人
- PodcastやAudibleをよく聞く人
- ウォーキングやランニングで使いたい人
- 長時間装着しやすいイヤホンを探している人
- 周囲から話しかけられることが多い人
- 初めてオープンイヤーイヤホンを使う人
におすすめです。
逆に、
- 強力なANCが欲しい
- 周囲の音をできるだけ遮断したい
- カナル型のような強烈な重低音が欲しい
- LDACやaptX系のコーデックが必須
- ワイヤレス充電が必須
という人には、OpenFit Airはあまり向いていないと思います。
Air・2+・Proで迷っている方へ
OpenFit Airの軽さは魅力だけど、「2+やProとの違いも気になる」という方は、3モデルの比較記事も参考にしてみてください。
実際に3モデルを使って、装着感・音質・操作性・バッテリーなどの違いを比較しています。
OpenFit Airについてよくある質問
OpenFit Airは骨伝導イヤホンですか?
いいえ。
OpenFit Airは骨伝導イヤホンではありません。
耳の穴を塞がず、耳元に配置したスピーカーから空気を通して音を届けるオープンイヤー型イヤホンです。
OpenFit Airの重さは?
イヤホン片側8.7g ±0.2gです。
充電ケースは56.4g ±2gです。
OpenFit Airは何時間使えますか?
イヤホン単体で最大6時間、充電ケース込みで最大28時間です。
10分の急速充電で最大2時間使用できます。
OpenFit Airはワイヤレス充電できますか?
ワイヤレス充電には対応していません。
USB Type-Cケーブルで充電します。
OpenFit AirにANCはありますか?
音楽再生時に周囲の騒音を遮断する一般的なANCは搭載されていません。
通話時には4基のENCマイクを利用したノイズ低減機能があります。
OpenFit Airは音漏れしますか?
音漏れはします。
DirectPitchによって音漏れを抑える設計になっていますが、オープンイヤーなので完全には防げません。
静かな場所では音量を控えめにして使うのがおすすめです。
OpenFit Airはメガネと一緒に使えますか?
使えます。
イヤーフック上部が細く、メガネと干渉しにくい形状になっています。
ただし、耳の形やメガネのつるの太さによって装着感には個人差があります。
まとめ|OpenFit Airは「日常で気軽に使える」のが一番の魅力
OpenFit Airを実際に使ってみて、一番魅力を感じるのは普段の生活の中で気軽に使えることです。
耳を塞がない。
片耳8.7gと軽い。
周囲の声が聞こえる。
動いても安定しやすい。
家事をしながら音楽を聴いたり、仕事をしながらPodcastを流したり、ウォーキングしながら音楽を楽しんだり。
イヤホンを着けるために周囲とのつながりを切るのではなく、普段の生活をそのまま続けながら音を楽しめるところがOpenFit Airの良さだと思います。
音質についても、カナル型のような重低音を期待しなければ十分楽しめます。
OpenBass Airによって低音にも存在感があり、音楽だけでなくYouTube・Podcast・Audibleなど幅広い用途で使いやすいです。
一方で、
- ANCなし
- 単体最大6時間
- ワイヤレス充電非対応
- SBC / AACのみ
- タッチ操作
という部分は購入前に確認しておいた方がいいでしょう。
それでも、
「耳を塞がず、軽くて快適に使えるイヤホンが欲しい」
という人には、OpenFit Airはかなり使いやすい一台だと思います。
特に、家事・仕事・ウォーキングなどでながら聴きをする時間が長い人には、この快適さが大きなメリットになります。

